:::出産とC型肝炎の関係について:::
出産を経験された方ならば、おわかりでしょうが、出産はまさに命
がけです。あれほどの痛みと苦しさの後、赤ちゃんと対面した時の
喜びは、人生の中で一番嬉しい瞬間でしょう。
しかし、薬害C型肝炎になった女性の多くは、この時の出産で人生
がガラリと変わることになります。なぜなら、肝炎ウイルスに侵された
フィブリノゲン製剤を使用されたのが、多量の出血を伴って出産をし
た方の止血剤として使われていたからです。そして、早いとわずか数
日で・・・または何ヶ月も経ってから、C型肝炎に感染していたことを知
るのです。
今回の薬害C型肝炎訴訟で立ち上がった原告の方達も、出産時の
感染が原因になっている人たちがたくさんいらっしゃるのだそうです。
一番恐ろしいのは、自分の知らない間に治療が行われていたとい
う事です。病気になって原因を調べてみて、初めて知る真実に、誰も
が愕然としたことでしょう。その時の胸中を察すると、言葉もありませ
ん。
しかしこれは、他人事ではないのです。
もしも、検査をして陽性反応が出たら・・・と考えると、とても怖いです
ね。事実を受け入れるのには、相当の時間が必要になりそうな感じが
します。そして、家族や周りへの理解を求めるのにも、同様の時間が
かかりそうです。
自分でなくても、とても身近な人がC型肝炎になっている可能性もあ
ります。その時に、差別することなく付き合うことができるのでしょうか。
間違った知識で接することのないように、十分な知識を身につけてお
きましょう。